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2019.8.26

人生曲線を描いてみると

人生曲線を描いてみると

こんにちは。まりっぺです。
先月STORY合宿で宮古島に行ってきました。

海が好きだと言うわりに、
いろんな海に行ったりマリンスポーツをする機会を設けてきていなかったので、
宮古島の綺麗な海に行けると聞き、本当にこの合宿を楽しみにしていました。

宮古島に行くことはもちろん、
シュノーケリングにも挑戦することができて、本当に良い経験が出来ました。

その時その瞬間を楽しむのに精一杯でしたが、
大阪に帰り改めて振り返り、良かったなと感じたのは「人生曲線」のイベントでした。

今回のBLOGでは、
私の人生をもとに人生曲線を描き話すことで、
私が何を学んだのかを話したいと思います。
途中、私の過去を振り返る点もあるので面白くないかもしれませんが、読んで頂けると幸いです。

人生曲線

コリスのBLOGでも少し説明がありましたが、「人生曲線」とは、今までの自分の人生を振り返り人生の浮き沈みを描く自己分析のグラフです

実際に調べてみてわかったのは、就職活動や社員研修の自己分析でよく使われるようで、物によってはかなり詳しく描き込んだりと、自分が過去何を楽しいと思い、何が嫌だと思ったかなどを思い出しながらあった出来事を振り返るというものでした。

グラフにすることで、自分を客観視し、理解することでこれからの自分の目標のための選択に活かしていけるものだと知りました。

今回STORYで行ったのは、「幸福感」を縦軸、「年齢」を横軸に描き、社員全員にグラフを基にこれまでの人生を話すという、グラフがメインというよりかは、トークがメインでした。相手の人生曲線を聞くことで、その人の持つ価値観や何をモチベーションに今を過ごしているかなどを、少しでも理解するきっかけになったこと。そして、相手に自分を理解してもらうための自分整理になったと振り返って感じています。

人生曲線を2つ描いてみる

私自身、過去を振り返ったりすることがあまり好きではなくて、こういったワークショップは好んで取り組みませんでした。というのも、考えるより行動派の私からすると、過去に学んだことを自分がしっかりと今に活かすことができていれば、過去は全てが良い経験だからと思ってきたのと。いろんな人に過去をお披露目しなくても良いじゃないかと。そんな生意気な考えもあったりしました。(笑)

今回、人生曲線を描き、話してみてわかったのですが。

自分が経験し辿ってきた道なのに、それがトークテーマになると意外と難しいということ。

その時は大変だった思い出、でも今振り返ると今の自分のためには必要な出来事だった。などの、少しこんがらがった思いがある出来事の説明は特に、話し終わってもスッキリ話せた感覚はしませんでした。

時間がたつにつれ、スッキリしないそのモヤモヤは「まぁいいや。」という感情に変わりつつありましたが、「やっぱりやろう」と思い、人生曲線を2つ作って見ることにしました。

■人生曲線1は、過去の自分の感情をメインにグラフ化したもの
                    STORY合宿で発表したのはこのグラフになります。

■人生曲線2は、今過去を振り返って今の感情をメインにグラフ化したもの
                    STORY合宿発表後、振り返って新しく描いたものです。

1と2での違いは、過去の感情か現在の感情かというところです。

ここで少し私の過去の話をさせてください。

過去と現在の私

今もそうなのですが、価値観を広げることに何故かずっと執着してきました

1つの事柄に対して、私の考えだけでなく沢山の考え方を知りたいと思い、自分の意見は大切だけど、相手の考えを聞くまでは話さなかったり、場を見て言うことすらやめたりしていました。なぜそこまで執着してきたかということを、自分でもわからず、私は好奇心が強い方なんだと単純に考えを完結していました。

今回人生曲線を描いてみることで、なぜ「価値観を知る・広げる」ことに対してにこだわりがあるのかを理解するきっかけになりました。

先程も言いましたが、2つのグラフの違いは、過去の感情か現在の感情かというところです。
その過去と現在で私の中で最も大きく変わる点が、
「価値観を知ることを受け入れる前の私」「価値観を受け入れることを積極的にし始めた私」感情の差です。



グラフ1を見てもらうと、28年間のグラフは20才を超えるまでかなり激しい曲線になっています。

というのも、転勤族だった私は小学校に入学してから高校に入るまで、父の仕事の関係で3年ごとに拠点が変わっていました。
それも、大阪⇒アメリカ⇒大阪⇒千葉県⇒大阪とかなりの距離間。当時は携帯もまだ普及していなかったので、離れてしまう友達とは住所を交換して手紙を送るという環境で、パソコンや携帯の普及とともに連絡も取らなくなっていました。(line/SNSって本当に便利ですよね。)

3年ごとに転校生として新しい環境に身を置く自分にとって、その土地での自分探しが一番最初にぶつかる壁でした。日本とアメリカはもちろん、関西と関東でも文化の違いはかなり大きい場所。
・小学校入学2週間でアメリカに行った私の日本語レベルは低く、日本語学校に通っていても母国語を習得しきれず、日本人になりきれない自分。
・アメリカの現地の学校へ通うも、日本人を受け入れる人、日本人を差別する人を目の当たりに、現地の子供にもなりきれない自分。
・日本に帰ってきて、大阪の学校へ通うも、年齢に応じた日本語学習ができていなかったため、同じ年齢の子供に交じるとすこし浮いてしまう自分。
・話すイントネーションを関西にいても、アメリカにいても、関東にいても注意される自分。

そんな中で、その土地の人たちの価値観を受け入れ、“その土地での自分”を確立し居場所をつくることが毎回お決まりの作業でした。


一方、グラフ2の20才までの曲線をみると、マイナスへの曲線はそこまで激しく下がることのないグラフになっています。

グラフ2を描きやっと、グラフ1の合宿での発表を終えた時に感じたモヤモヤ感の正体がわかりました。当時の感情を振り返り、描いたグラフ1。それを話すときにグラフでは伝えられなかった「今の自分の感情」がその正体でした。なので、そのモヤモヤを解消すべく「過去のマイナスの幸福度は、本当に今自分の人生においてマイナス部分なのか?」と自分に投げかけて描いたグラフです。

もちろん、自分にとって嫌なことを忘れていってしまう私の記憶処理と、時間が立つことで緩和され整理された記憶の中の気持ちであるということが理由の一つになるかもしれません。

しかし、今思い返すとマイナス部分がなければ今の自分はまた違う価値観をもった人間になっているだろう。グラフ1だけで終わってしまうと、沢山の人と関わっていく中で、私が得たものを否定してしまうことになってしまう気がしました

執着してきた「価値観を知る」という感情

話を戻しますが、今回の人生曲線をすることで、なぜ「価値観を知る・広げる」ことに対してにこだわりがあるのかを理解するきっかけになったと言いました。

「価値観を受け入れると、人と繋がることができる」そう私は思っています。人生曲線を描くまでは、今まで言葉にできなかった感情です。ようやく言葉・文字にすることができた気がします。

私にとっての価値観を知るということは、自分の原動力となっている部分でした。引っ越しをするたびに、沢山の価値観を吸収し、それを一旦受け入れることでその土地に馴染んだことがきっかけだったと思います。何をするにも「私以外の誰かだったら」という、価値観を想像することで、考えが広がり、受け入れる心を広げることができる。今の自分の行動のエネルギーになっている気がします。


自分で”理解できていなかった自分”を知ることのできた人生曲線。

普段の生活を送っていると、なかなか自分と向き合う時間を設けることはないと思います。
今回合宿で人生曲線を話そうと言われなければ、私も実際こうやって考えることはありませんでした。

今回私は2つのグラフを描くことで自分を理解するきっかけになりました。
人によってきっとグラフの基準は違ってくると思います。
同じ経験をしていても感じ方はきっと違うでしょう。
是非一度、試してみてください。
新しい発見ができるきっかけになると思います。

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