2018.8.13
ブランドストーリー
こんにちは。まりっぺです。
世間はお盆休み、8月もまだまだ暑い日が続きそうですね。
振り返ると7月は35°C超えが普通でしたね。
「夏が好き!!寒いより熱いほうが我慢できる!」
なんて…言っていましたが、さすがにちょっとバテてました。
昔はこの時期の夜は扇風機だけで過ごせていたような…
住んでいるところが変わったからか、やっぱり異常気象が原因か…。
どちらにしても、皆さま熱中症にはお気をつけください。
前回少し触れたRay-Ban。
ここ数年やっている「Never Hide」というキャンペーンに私は惹かれて
Ray-Banを好きになったのだが。
実際、そのキャンペーンとRay-Banというブランドは知ってるもののブランドストーリーを語れるほど知らない。
「ありのままの自分に誇りを」かなりインパクトのあるキャッチコピー
そこにたどり着くまでにどんな背景があったのだろうと調べてみることにした。
1923年に米軍のパイロットが飛行中、太陽光線によって視力を悪くした。太陽光線を強く浴びるパイロットの眼を守る対策として、レンズメーカーのボシュロムに太陽光線を処断するレンズの開発を要請。ボシュロムは今のサングラスの開発に取り掛かったことがブランドRay-Banの起源。時代とともに変化してきたRay-Banはサングラスの代表として機能性を高めることを第一に考え、今ではファッションアイテムとして扱われるデザイン性までも持ち合わせている。
ここまで調べてブランドには起源があり、その歴史からストーリーが始まっていることがわかる。
75周年を迎えたRay-Banは歴史や伝統を時代ごとに記録したコミュニケーションキャンペーンを始めた。それが「過去、現在、未来への象徴と伝説」をキーワードに時代の特徴を表現した写真を「Never Hide」をテーマとし、自分らしさと信念、そして個性を自由に示すための勇気、という意味を込め発信した。
キャッチコピーは経営理念にもとずきブランディングを意識したものが多いと思うが、
その背景にはそのブランドが築いてきた今までの功績がある。
その今までの功績がストーリーとなるのか?
それとも歴史がストーリーなのか?
歴史にも功績にもブランドを作り上げてきた
デザイナーや製作者たちの思いがあり物語がある。
ここまで考えると、すごく私の中で引っかかるものがでてきた。
ブランドストーリーというと何故かブランディングしたものを売り出すために作り上げられた物語のようにどうしても聞こえてくる。
実際に調べていると”ブランドストーリーの作り方”と説明しているサイトが多くある。
ブランドコンセプトを元にブランディングを意識した物語
確かに人の気を引くには「物語」はとてもいい策であると思うが
その「物語を作る」というところにどうしても納得がいかない。
個人の意見ではあるが、ストーリーとは「気づき」
今までの体験の中の一部に気づくこと。
ブランドの場合、今までブランドが発信してきた歴史がある。
その歴史には彼らの思いがある。
そこにストーリーがあるのではないだろうか。
フィクションの映画とノンフィクション映画で考えると
フィクションの映画は空想、架空の物語
ノンフィクションは事実をもとに作られた物語
どちらが良くどちらが悪いという話ではない。
フィクションのブランドストーリー
ノンフィクションのブランドストーリー
ブランドを知らない人からするときっとどちらも
心に残る何かがあるのだろう。
知っている人からするとどうだろう。
ブランドという一つの形があるのだから
それを作り上げてきたものに気づき伝えることによって
ブランドストーリーとなるのではないだろうか。
ブランド×物語=ブランドストーリー
ではなく
物語×〇〇=ブランド
それがブランドストーリーとなるのではないか。
物語×〇〇=ブランド
〇〇はいろいろあると思うのだが、
今まで歴史が物語の基礎となって
ブランドストーリーとなっているように感じていたのだが
ブランドの歴史には作り上げてきた人たちの思いがある。
人の思いを形にしているものが「ブランド」ではないのか。
次回はその「人の思い」をブランドストーリーとして上げている例を元に視点を変えて考えていきたい。