2019.2.26
STORYプロモーションムービー(最終話)
こんにちは、代表の杉山です。
今月2月で4期目の期末を迎えるSTORYでは、各メンバーともに慌ただしく動き回っています。
この波を確実に乗り越えて、暖かい春(そして大好きな夏)を迎えたいSTORY一同です。
さて、思いのほか長引いてしまったプロモーションムービーの裏話ですが今回で最終回です。
-前回の記事はこちら-
ムービーのストーリーが固まり、タイアップ曲も決定。
あと残すは実写パートの撮影です。
いざ宮古島へ
実写パートの撮影場所は一年前、STORYの根幹となるコンセプトを固めることになった思い出の宮古島。
しかし公開までのスケジュールを考えると、宮古島ロケが敢行できるタイミングは7月中旬の3日間しか残されていなかった。
カメラマンも手配し、現地で撮影に使用する船もちょうどイメージぴったりのものがその日に空いており、あとは現地に飛ぶだけ!の状況だったが、
まさかの台風襲来。。
前日まで飛行機が飛ぶかどうかもわからず、仮に飛べたとしても雨予報・・・
ギリギリまでキャンセルすべきか悩んだが、このタイミングしかないと皆で意を決し、宮古島行きを決行した。
撮影前日。
なんとか台風も宮古島を通過し、空港の天候も回復してきたため無事に関西から宮古島入りを果たした5人。
所々雨雲が残り、翌日の撮影に不安を残しながらも撮影の段取りを確認して就寝した。
翌日、予約していた船に乗り込むと、そこには奇跡的に青く透き通った海とアニメーションパートとシンクロしたかのような青空と適度な雲が広がっていた。
今回の実写パートはアニメーション導入部分の船を上空から撮影するドローン撮影とSTORYのパンフレットから始まる冒険を予感させるシーンの撮影だ。
ドローンの試運転時に思わぬトラブルもあったが(詳しくは直接クルーにお尋ねくださいw)、順調にカットを撮り進める。
冒頭のシーンでパンフレットの脇に望遠鏡が置いてあり、それを取り上げるカットがあるのだが、そのときにパンフレットの表紙が風でめくれて中面が開かれるような演出をしたいよね、と話をしていたちょうどその時、
奇跡の風が。
イメージ通りに表紙からパラパラとページが捲れ、映したかった地図のページが自然に開かれたのだ。
急いでカメラをセッティングして、望遠鏡を手で取り上げるタイミングなども調整し、再び神風が吹くのをひたすら待った。
その間、ちょうど風が吹くタイミングで太陽が雲に隠れたり、ベストな光の当たり方の時には全くの無風となったり、と自然の気ままさに翻弄されながらもなんとか最終的に、奇跡のカットを撮影することができたのだ。
ドローン撮影もその後は順調に進み、当初の不安を消し飛ばすような良いカットを沢山撮りためてクランクアップとなった。
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上映会当日
今回のCMのお披露目は、8月28日、ユナイテッドシネマ豊洲で行われた。
総席数400以上の大きな劇場での上映だ。
幕が上がり、本編の前のCMパートが上映される。
当社の前に同じくスポンサー枠で支援されていたコビットさん(https://kobit.in)のCMが流れる。
・・・ちゃんとしたCMだ。。
しかも30秒くらいで収めている・・・
結果的に3分半にもなってしまった当社のCMが次に控えていることを思い、肝を冷やした。
そしていよいよ上映。
ROYALcomfortのIt’s High Timeのイントロが流れ出し、画面いっぱいに宮古島の青い海が映し出される。
最中、周りの人の反応が気になり見渡してみた。
かなり長いCMのため、途中で飽きてしまう人もいるのではと予想していたが、400名近くの観客が3分半の間飽きることなく、STORYのムービーに見入っていただけた。
(後から聞くと、「本編が始まったのかと思った」と数名の方に言われたので勘違いさせてしまったかも。。ごめんなさい!)
今回の取り組みを終えて
今回のひょんなきっかけで始まったプロモーションムービーづくりは数多くの奇跡の積み重ねで成立した。
- 箕輪大陸の時間無制限CM枠をゲットできたこと
- ROYALcomfortさんにタイアップいただけたこと
- 急な申し出にも関わらず快く対応いただける撮影パートナーと巡り合えたこと
- 台風の最中、ベストな天候に恵まれたこと
- 撮影、奇跡の風によりベストな絵が撮れたこと
そしてこのプロモーションムービーの制作を進めていく中での、一番の大きな出来事は、田中氏のSTORYへのジョインだ。
田中氏はこれまでも当社のパンフレットの制作などを外部パートナーとしての立ち位置から協力してもらっていたが、一緒にパンフレットや今回の映像を作り進めて行く中で、当社の理念や”らしさ”を一番に理解し、形に落とし込んできてくれた。
そんな田中氏が今回のムービー制作の打ち合わせ後、末浪と三人で飲んでいる最中に、唐突に「STORYに入るのもありだと思っています」とぼそっと呟いたのを僕たちは聞き逃さなかった。
これまでWebプロモーションを中心に活動してきたSTORYだが、紙、絵本、MV、コンセプトメイキングを強みとする田中氏が加わってくれれば鬼に金棒。
もともと田中氏も「ストーリー(物語)」というキーワードに共感し、「ストーリーを活かして何かしたい」という気持ちが非常に強い男だったし、彼がジョインしてくれることで、STORY、田中氏ともに成長できる部分が多いのではないかと直感した。
こうして田中氏を昨年10月にクルーとして迎え入れ、来月からは新生STORYの5期目が始まる。
こうした出会いに恵まれたのも、今回冒険的にプロモーションムービーづくりに挑戦し、そこで再び会社の理念を固め、社内外に共有できてきたからではないかと考えている。
はじめは高いと思われたスポンサード費用も、結果としては貴重な人財との巡り合いにつながり、今後もSTORYの理念や雰囲気を感じてもらえる貴重な資産となった。
あとはこのクルーで荒波を駆け抜けるだけだ。
これからのSTORYに益々ご期待ください。