2021.9.28
『Apple新製品発表イベント』のプロモーションへのこだわりを探る
こんにちは!解析運用部・クルーのぐっちです(`・ω・´)シャキーン
9月14日(日本時間だと15日)に、Appleが新製品発表イベントを行いましたね!
内容としては、
- アップルは15日、iPhoneやiPadなどの新製品を一斉に発表
- 13シリーズは、動画の「シネマティックモード」などカメラ機能を強化
- ほか13 miniに加え、iPhone 13 Pro、iPhone 13 Pro Maxも発売、13 miniが86,800円、13が98,800円から
>iPhone 13/13 Proや新しいiPad mini、Apple Watch。Apple新製品発表
とのこと。
iPhoneを使っている方は注目のイベントだったんじゃないでしょうか?
さて、そんなAppleですが、実はプロモーションに結構こだわっている、って知ってましたか?
今日はそのこだわりについて、自分もリサーチしながら、みなさんに紹介していきたいと思います。
プロモーションはおもにTwitterを活用
Appleのプロモーション施策として、自分はTwitterに着眼しました。
Appleは一見すると、公式アカウントで何もツイートしていないように見受けられます。
しかし、プロモーションツイートという、広告用のツイートについては一定数の投稿をしているのです。
過去には、このツイートを「Twitter‐広告の透明性センター」というところから確認できたのですが、現在は該当サービスが終了しているよう。
過去に検索されていたプロモツイートであれば、いくつか発見できたので紹介しておきますね。
Macの向こうから、誰かが世界を変える何かを生み出しています。あなたは何を生み出しますか。
— Apple (@Apple) June 23, 2018
Apple Store、電話、オンラインで、信頼できるスタッフがサポートします。 iPhoneとなら、毎日がシンプルに。今すぐ乗り換えよう。
— Apple (@Apple) May 8, 2018
こだわりの特別プロモ機能
そして、そんなAppleは、噂によるとTwitterに多くの広告費を払って特別プロモ機能を拡充しているそうです。
Appleのイベントプロモで有名なのはこちら ↓
Join us September 12 at 10 a.m. PDT to watch the #AppleEvent live on Twitter. Tap ❤️ below and we’ll send you updates on event day. pic.twitter.com/i9mGHTKhvu
— Apple (@Apple) September 10, 2018
ここに書かれているのは
「Appleのイベントがあるよ。このツイートを”いいね”すれば、当日にリマインドするよ」
という、”ライク・フォー・リマインダー”なる機能。
しかも、”いいね”は通常ハート型のところを、一瞬”りんご”型に変えるというこだわりっぷり。
Appleはこの機能の活用やプロモーションに、
>9月12日、Appleはプロモトレンド(1日で20万ドル・約2239万円)、「ライク・フォー・リマインダー(リマインダー用いいね)」のカスタムビルド(数日間で25万ドル・約2798万円)、少なくとも12カ国語でのプロモツイート(50セントから8ドルまでの予算に応じたCPM)、そしてイベントのハッシュフラッグとライブストリーム配信を行った。
と、多額の費用を支払ったとの記事がありました。
>「未投稿」なのに「饒舌」な、Apple の Twitter 戦略:新 iPhone ローンチPRの裏側
イベントのモチーフ画像に含まれた意味
イベントの待機時および背景などに使われているモチーフ画像にも意味が込められています。
例えば過去の画像では、Appleロゴをカラフルにし、カラーバリエーションを示唆したそう。
今回は夜明けの画像で、ナイトモードや夜間カメラ機能の強化とうわさされていました。
実際は、シネマティックモードなどカメラ機能の拡充という進化で、まあわりと近いのかな?と思いましたが、いかがでしょうか。
(発表後の内容を見る限り、おそらく新色の”ミッドナイト”、”スターライト”の示唆も含まれているとも思いました)
まとめと余談
と、Appleのプロモーションに関するこだわりを探りました。
まとめると
- Twitterの ”ライク・フォー・リマインダー”
- Twitterの ”いいねハート” を ”りんご” に
- モチーフ画像でトピックを示唆
の3つですね。
ただ、探せばまだまだこだわりを発掘できるかもしれません!
なんせ、あのAppleですから。
ちなみに余談ですが、
商品紹介ページ内における
「スーパーキラキラカラフルクッキリディスプレイ」
という見出し。
英語版では、
「SupercolorpixelisticXDRidocious」
となっていますが、これは世界一長い英単語として冗談交じりに言われている
「Supercalifragilisticexpialidocious」
に重ねたコピーといわれています。
英語圏のジョークを織り交ぜた見事なコピーですが、日本語訳を担当した人は悩んだでしょうね~…
あとは、映画の字幕って (目安ですが)13~15文字で折り返し2行 という法則があるのはご存知ですか?
日本語として、パッと見で認識できる文字数がこれぐらいらしいのですが、Appleのサイトの見出しも、その多くが1行あたり13~15文字ぐらいで折り返しになっています。
iPhone史上、最も先進的な = 15文字
デュアルカメラシステム。 = 12文字
上から下まで。端から端まで。 = 14文字
かつてないほど頑丈。 = 10文字
スーパーキラキラ
カラフルクッキリ
ディスプレイ。
…これは26文字の合計3行でしたね、惜しい!