2018.10.25
共感から生まれる「力」
こんにちは。まりっぺです。
11年乗っていた自転車の寿命がきたと友人に話していたら
スポーツタイプの自転車をお譲りしてもらえることになり
先週自転車の乗り換えをしました。
前に乗っていたのが電動自転車だったのですが、
電池の寿命がきて電動付で乗れる時間が15分たらず、
しかも11年前電動自転車が流行り始めだったこともあり、
今販売されているものよりもかなり重い自転車でした。
友人からは念押しされるように
「タイヤが細いしスピードが出るからブレーキをかけるときには気を付けてね」
と言われてたんですけど、さっそく乗り換え初日に自転車事故。
身長150cm弱の私でも持ち上げられる
スポーツタイプの超軽い自転車と私は一緒に宙に舞い
近くにいた韓国人観光客ぽい女性に
全然わからない言葉で話しかけられながら助けられ立ち上がりました。
きっとあの女性は「大丈夫?」って聞いてくれてたはず…。
自転車運がかなりないみたいで
ブログ初回から度々出している自転車ネタ、
願掛けで交通安全のシールでも貼ろうかな…。
“共感”の力によって情報は拡散する
「新ヒットの方程式」を読んですごく納得ができた。
<参照 https://www.amazon.co.jp/新ヒットの方程式>
SNSが世界を取り巻く現代では
人々の共感を生むのは前ほど難しくないと思う。
ただマイナスの共感も同時に多くの人に伝わり広まってしまう。
それを利用したプロモーションを
「新ヒットの方程式」では
OLD NAVYのセールス告知画像を例に話していた。
父親が白人、母親が黒人の異人種間結婚の家族写真を
広告画像として投稿したOLD NAVYは
アメリカに残る白人至上主義や人種差別主義を支持する人から
「異人種間結婚を支持するようなOLD NAVYではもう服を買わない」と
あからさまな差別コメントで一時炎上状態となった。
SNSでの炎上となると、イメージを取り戻すのは難しいと思うのだが、
なぜOLD NAVYは成功したのかだろうか。
きっかけとなったのがこの広告でモデルをしていた女性
グレース・マハリーの投稿だった。
彼女が「#lovewins」というハッシュタグと共に
「異人種間の愛や多文化主義、すべての民族を支えようとする精神の象徴になれたことを誇りに思う」とコメントした。
そこから同じように「#lovewins」というハッシュタグと共に
異人種間結婚の家族たちが写真を投稿。
ソーシャルメディア上に数多くの異人種間結婚の写真が溢れる結果になった。
このことが書かれたOLD NAVYの記事をいくつか読んで思ったのだが、
1枚の広告画像が大きな反響を呼んだのには、もう一つの要因がある。
アメリカの大統領選挙のトランプ陣営による
白人至上主義の発言が多く飛び交う時期と重なっていたこともあると考えられる。
SNSは時代、社会の空気、人々の心理、意見、行動を
映す鏡として、大きな重要性を担っている。
大統領選挙中の社会の空気を読み人々の心理に呼びかけ、
意見を広めブランドメッセージを人々に伝えた。
アメリカ人は意見を発信することも受信することに対してもすごくオープンだ。
小学校の時アメリカに3年ほどいたときの事を思い返してみると、
大統領選挙があれば「もし自分が選挙権を持っていたらどうする?」などの
架空の大統領選挙をして、自分の意見を発表したりと
低学年からその社会に合わせた賛否両論問題がよく授業で取り上げられていた。
おそらくそういったコミュニケーションのとり方を
小さいころから教育され慣れているはず。
そう考えた時、日本でだったらどうなんだろうと単純に気になった。
私は、日本人は共感性が高いと思っている。
だが、世界から観ると日本はこれといって強い宗教がなく無宗教民族だ。
その点から考えると、なんて共感性がない国なんだと思われているだろう。
ただ私が思うのは、日本人の共感力はそういった社会の中で生まれてきたもの、
周りの人々の空気を感じ、場をみて行動し、常に無意識の中で意識して行動している。
電車を待っているホームだったり、バス停だったり
自然と列ができ、その列に並び順番を守って行動しているのが良い例だ。
そういった社会の空気と人々の心理を直感的に感じることはできるが
アメリカ人と少し違うのが意見し、行動すること。
その2点に関してはまだまだと思っている。
意見や行動が求められ、評価される時代になったと思うが
なかなか一個人の行動が目立つことはない。
人気投票みたいに周りの空気をみて
自分に被害が及ばない意見を選びそちらを支持し
意見を合わせるといった行動をとっているように感じることは多い。
自己主張が強いと言うと何故かマイナスに感じてしまう日本の社会。
「自分の意見を言う」=「自己主張が強い」
そういう風に感じるからだろうか?
いろいろなタイプの人がいたが、
アメリカで生活していたとき「考える」ことを常に重視し求められる。
相手と同じ量の意見をもつこと、
そしてその意見を相手と自分とで共有することを大事にしている。
意見が違うのは当たり前のこと、参考にすることが目的だ。
自分の意見をぶつけ、相手にも意見をぶつけてもらう。
そうして、多くの情報を取り入れ個人の成長又は企業の成長に活かそうとしている。
そういった中では自己主張は1つのツールとなるように思う。
SNSでの共感を味方に、炎上していた社会の空気を変えて
自らのブランドを広めたOLD NAVYのプロモーションはそうした理解があったからだろう。
働きはじめてすごく実感するのだが、
株式会社STORYのメンバーは何故かその「意見の共有」に関して
とても非日本人的に感じている。
それぞれが面白いほどに考えをもっていて、
それぞれの意見を聞きたいという意思表示もしている。
私から見るSTORYは、意見を否定することなく
認め合うことで高め合うそんな素敵な人たちの集まりだ。
私も同じ熱量を持って成長していこうと毎日奮闘中である。