2021.9.30
人の心を動かす!バンクシーって誰?展から考察
こんにちは、ちぃちゃんです。
今月は、1度もオフィス出社できていません。
なのでクライアント様との打ち合わせ、定例会、社内の朝礼なども
ZOOMで行われている感じです。
なので、家で一人で刺激がなく10のSTORY SHIPでも記載している①「毎日冒険」を「意識的」にしていかないと人間誰しも気分も自分の視野の幅も狭まりそうなものです。
ちぃちゃんの場合、最近でいうと
先日気になっていたバンクシーって誰?展へいってきました。
今回は、その 心を動かす!バンクシーって誰?展から考察していきたいと思います!!
バンクシーって誰?展
HP:
TVCM:
※館内撮影OK。一部不可もあります。
平日にも関わらず多くの人が訪れていました。
館内は、映画のセットのような美術展でした。
(※あくまで自分がそうかなっと仮説しているだけです。)
例えば、バンクシーって誰?展 っていうネーミング、
まさに、今回私が思った心の中をそのままキャッチコピーしているのではいかと
おもった程です。これを心理学用語で「バーナム効果」と呼びます。
バーナム効果 誰にでも当てはまるような曖昧な言葉で人の潜在意識を引き出すような言葉を使って、「自分にあてはまる!」と自分ゴト化させることがする心理学用語だそうです。
バンクシーって誰?展は、
実際に描かれていたものを再現して作成したものになります。
「リアル」のものでなく(コピー品という感じか)、また撮影できてSNSで無料で
拡散しているものをわざわざ2000円以上する入場料を払ってまで見る価値はいったい、これだけ反響を得て、連日多くの人が押し寄せているのにはなにか理由があるのではないでしょうか。
私は、ただ絵が「美しい」とか「上手」というもので評価がでている
わけでないのだと思います。
①「SNS」や「TVCM」の拡散力
×
②ここにしかない限定の「体験」の価値
×
③その絵を描いた「含み」「意味」「背景」「ストーリー」
と私は、こう考えます。
実際、自分もいくつか有名な作品
なんかみたことある!っていうくらいでした。
しかし、実際その詳細については全く知りませんでした。
①「SNS」や「TVCM」の拡散力
これはいうまでもありませんが、先程ご紹介した通りTVCMがあります。
TVCMは、いわゆる最初の「着火剤」です。
そして(撮影OKにし)SNSでその撮影した写真を #バンクシーって誰
と記載して投稿して見てもらうように誘導し、着火した火を今度は「拡散」させていきます。
この時に、何気なくやっていることかもしれませんが、
みんながいっているんだ、自分もいきたいという「バンドワゴン効果」の心理を利用したり、
権威がない一般人のリアルな口コミをみて「ウィンザー効果」、
「自分も行かなきゃ」っという心理を突いていると思われます。
これはいわゆる流行語で「バズらせる」というまさにあれではないのでしょうか。
②ここにしかない限定の「体験」の価値
この企画は「数か月の期間限定」かつ「映画セットのような美術館」という
「今逃したら次はみれない」「聞いたことがない美術館」などを
思わせる「希少性の原理」を利用しているのだと思います。
よくインターネットでの通販や広告で
「あと●●時間で終了」「先着●●名様限定」「大阪限定の●●」
などの「希少性の原理」の心理学もついているのではないでしょうか。
③その絵を描いた「含み」「意味」「背景」「ストーリー」
これは、実際にいったからなのだが
絵をみてこれは「何?」綺麗だなぁという感じではなかったです。
私を含め、謎めいたトリックが隠されているような
絵の横にある絵のバンクシーがこの絵をどういう風に「含み」や「皮肉」を
持たせているかの解説をしている200-300字程度のパネルも同じくらいじっくりみていました。
絵をみて→パネルをみて→意味が分かった状態で絵をみてみます。
(パネル内容一部引用)Glant Kitten
「廃墟と化したガザ地区北部の米とはヌーン。そこにバンクシー
が残した壁画は、自身の作風とは似ても似つかぬ、何とも愛くるしい子猫だった
→『なぜ、こんなところに猫の絵が?』
→『SNSではガザの悲惨な現実より、もっぱら子猫の写真ばかりが見られている』。そこで世間の注目を集めるために、廃墟の中にこの絵を描くと、たちまち国際的な支援団体がこの地区の人々の援助に名乗りをあげた。
→私もガザっていうところはしらなく、また「パレスチナ問題」に興味がなかったバンクシーは、『パレスチナ問題』について世界中から世間の目を寄せたかったに違いない。」
こんな風に「絵をみて→パネルをみて→意味が分かった状態で絵をみてみる」
中で頭の中で思わせるような連鎖でした。
バンクシーの絵で皮肉だなぁと思ったり、謎な絵もあったり
何かを訴えかける絵もあったりと面白かったです。
このような絵を一つとっても作者のSTORY性があるからこそ
多くの人を魅了するのではないのでしょうか。
またバンクシーって誰?展を含め色々な心理学が実は
知らないところで潜在的に私たちに働きかけている感じがします。
私たちのWebマーケターという職も、まさに
Webを介して多くの方に「潜在的意識」のなかで
働きかけているのではないでしょうか。心理学をも極めて
仕事でも普段の冒険でも活かしたいものです。
ではでは、お決まりの締めくくりで
ちぃちゃんでした(*´ω`*Adiós)