2019.3.7
不動産屋×ストーリー
こんにちは。
不動産屋のホームページで実際にある物件の写真や間取りを見ることが好きなまりっぺです。
小さい頃は新聞の間に挟んである間取り図をもらい眺めて、
ベッドの位置やタンスの位置を書き込んだりして遊んでいました。(笑)
ちょっと変わった趣味だと最近まで思っていたのですが、
意外とそうゆうことが好きな人は多いのかもしれないと思いはじめました。
というのも、Instagram、Pinterestの他に
お部屋のコーディネートの専門投稿サイトRoomclipの膨大な投稿数。
その中でも私が好きな某不動産屋のFacebookページでは
物件によっては間取りや立地、部屋の内装をテーマとして
想像のストーリーが作られ物件を紹介されています。
「あの窓は私だけの秘密」
なんてワンフレーズが書かれていて
そのフレーズに関連する写真とともに投稿。
「え?なにが見えるの?どこの部屋なんだろう?」
もっと知りたいと思い、ホームページにいくと続きの物語がある。
大阪メトロ四ツ橋線の本町駅から徒歩7分。
本町と言えばオフィスやホテルが立ち並ぶ大阪のビジネス街。
平日はビジネスマンが忙しそうに歩いている姿がよく見られます。
そんなビジネスの街の物件なんて騒がしそう。そんな風に思うかもしれないけれど、
道を挟むと靭公園で、どこか落ち着いた佇まい。
1階にパン屋さん。エレベーターで3階へ。
玄関を開けると水色のタイルが迎えてくれます。
1Kには珍しいカウンターキッチン。
朝はカウンターでパンを食べ、夜は自炊で充実した時間がおくれそうです。部屋の奥に入るとベランダに出る大きな窓とは別に、
小さな窓があります。
その小さな窓から見える景色が思いもよらずステキ。
春になると目の前の桜の木がきれいに咲き窓がピンク色に、
夏になると新緑で緑色に、秋は紅葉で赤色に、
冬は窓から見える木にイルミネーションしちゃったり。少し築年数は経ってきましたがなんだか良いレトロ感。
水周りの設備は充実。ちなみにペット相談可だそうです!季節を味わい、
毎朝温かい太陽の光で目を覚まし、
窓を開けると美味しいパンの香り。
パン好き、散歩好きにはオススメです。
その物件の魅力を紹介するとともに
ストーリーを想像上で膨らませていくことで
普通マイナスポイントとなりそうなことまでも
個性として紹介し、良さに変換している。
ストーリーの力を利用して商品の価値を上げ
さらに、企業のイメージアップをしていると感じた。
転居をするとなるとやはり
お金もかかるし、時間も体力も必要。
転職や転勤、結婚や出産などよっぽどの出来事がない限り
その一歩を踏み出すことはなかなかないように思う。
「人間は物事に意味を求める。
その意味を満たしてくれる手段がストーリーではないか」と以前の記事で話した。
(ストーリーの想像で販売するhttps://story-blog.net/2018/08/31/)
転職や転勤、結婚や出産が転居の意味と受け止めやすいが、
いい部屋があるから転居するはなかなか受け入れることが難しいだろう。
でも、いい人がいるからその人と付き合いたいなら、簡単に理解できる。
対象によって変化する判断をふわっとストーリーで包むことによって、
多くの人の共感を得ることができるのではないだろうか。
ストーリーには心を動かす力がある。
そしてストーリーをきっかけに多くの人に情報を伝えようと
しているのではないかと、この不動産のページをみて思った。
・・・・
最後に、上記の部屋のストーリーは私の空想の部屋です。
探しても見つかりません!(笑)