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2018.11.8

ハロウィンから感じた日本の文化

ハロウィンから感じた日本の文化

こんにちは。まりっぺです。

 

先日のハロウィンはニュースを観ている限り

かなりの盛り上がりだったみたいですね。

 

渋谷のセンター街前の一部の方たちは

ちょっとやりすぎな感じがしますが。

 

個人的にはハロウィンは好きなイベントの一つ。

 

日本ではハロウィンはすでに大きなイベントの日になり始めていて、

仮装をして楽しく過ごす日というイメージが大きいと思います。

 

そもそも皆様ハロウィンってなんの行事か知っていますか?

 

小学生の時の記憶を少し引っ張り出して話をさせてもらうので

多少の誤差があるかもしれませんが、

簡単にハロウィンについての起源を話させてください。

 

アメリカでは伝統行事のハロウィン。

そもそもは、古代ケルト人の秋の収穫祭で発祥はヨーロッパ。

 

時代の流れでカトリック教徒がケルト人を侵略した後

都合のいいように自らの宗教に取り入れ、

万聖節 + 収穫祭 のミクスチャーな日ができました。

 

さすが多民族文化のアメリカですよね。

 

そして元々カトリックでは11月1日がHallow(神聖な日)

カトリック教徒の万聖節でAll Saint’s Dayなのでした。

 

そこから、その前夜である10月31日は

「夜」の「Evening」を「een」と表記し

Halloweenと言われるようになりました。

 

万聖節と収穫祭でなぜ仮装の文化が出てくるのだろうと

当時私が疑問に思っていた時に教えてもらったのが、

仮装の文化はケルト人からきているということでした。

 

1年に一度来るこの日は、

私たちが生きている世界と霊界との間にある門が開き

亡くなった家族や友人の魂が家に戻ってくると信じられていました。

 

ただ同時に悪霊や魔物も

この門を行き来することができると信じられていたため

抵抗力がない子どもたちに怖い仮装をさせ、

悪霊や魔物に取り憑かれたり、さらわれたりしないように

それらを騙すために始まった仮装なのです。

 

かぼちゃをくり抜いてロウソクを灯し玄関に置く

「ジャック・オ・ランタン」も

悪霊や魔物を追い払う一つのメッセージだと聞きました。

 

日本のわかりやすいイメージで言うと、

「お盆」と「お米の収穫を祝うだんじり」の合同祭。

逆にわかりにくいでしょうか?(笑)

 

それが現代のアメリカの文化に馴染み

子どもたちが「ジャック・オ・ランタン」が飾ってあるお家に訪ね、

「Trick or Treat」(お菓子をくれなきゃイタズラしちゃうぞ)と

仮装をしてお菓子をもらいに行くという文化になったみたいです。

 

さてここで本題なのですが、

前々からすごく海外から日本に取り入れたイベントの

取り組みに私は違和感を覚えていました。

 

ハロウィンもそうなのですが、

バレンタインやクリスマスも

ホワイトデーに関しては日本が作り出した日。

 

一言で言うと日本の海外から取り入れたイベントはすごく商業的。

発祥をたどるとだいたい百貨店やケーキ屋さんが

自らの商品を売り出すための戦略なのです。

 

バレンタインはモロゾフ、クリスマスは不二家、

ホワイトデーはどこかの百貨店だった気がします。

 

それぞれのイベントを、

私達日本人が馴染みをもって楽しめるように

自得も考え試行錯誤しながら発信していく。

日本人の勤勉性の高さを実感しました。

 

そして今では海外の文化が形をかえて

日本独自の文化に変わっているように感じます。

 

そう考えるとアメリカがハロウィンを自らの文化に変換させたことと

たいして変わりがないのかもしれないなと思いました。

 

ここ数年の日本のハロウィンは悪いところばかり目立って

良さがあまり目立たなくなっていることが多いですが。

 

今では海外でも大人向けのハロウィンイベントは増えていることに対して

日本はその最先端を走っているように思います。

 

そもそも日本にハロウィンが定着したのは

日本のコスプレの文化と

ハロウィンの仮装の文化が

ジャストアジャストした結果。

 

世界から見ても日本のハロウィンは

発信していける文化になり得ると思うのですが。

ここまでの騒動が出回ると

自国での受け入れを図るのが先になりそうなのが少し残念です。

 

海外志向が増え、日本批判をよく聞くなか

確かに世界にはもっと良い思考があり、見習うべき部分もあります。

 

でもこんな小さな島国が世界で負けず劣らず

発信していける誇れる文化があるということを理解し、

他国の文化、日本の文化、双方を尊重しつつ取り入れていく。

そんな広い視野をもつことに価値を感じます。

 

感動を覚えたり、人の想いを感じる部分は異文化の中でも世界共通。

ストーリーテリングは効果的にそんな想いを伝える手段になり得ると思うのです。

 

STORYが世界ではまだ知られていない、

日本が誇るべき「ものづくり」「食」「文化遺産」

それらを発信している方たちの想いを発信していけることが出来たら・・・。

 

STORYの会社案内を見ると島々をSTORY SHIPが巡っている。

もしや、これはそんなことを予知しているのではないか!?

なんてワクワクしてます。

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