2022.10.7
ジャンプしなければ見えない
お疲れ様です。
STORYの八戸です。
業務上、多少なりデザインに関わる機会があるので、
今月はそれに触れたいと思います。
先日休暇をいただいた際に読んだ本、
「コンセプトが伝わるデザインのロジック」OCHABI Institute 著
その中で、オリジナルなビジュアルを目指す、という項目について、
個人的に今後意識したいことを書いていきます。
デザインを起こすにあたって、
ある程度のセオリーがあるのはこれまでで勉強していたのですが、
時間が経つに連れて、いかに素早く形にできるかに力を注ぐようになってしまうので、
定期的に、初心に返るためデザイン関連の書籍を読むようにしています。
その中で、デザインを起こす段階でのルール等はある程度勉強していますが、
ただ、勉強すればするほど、世に出ているデザインに寄せるようになっている現状でして、
個人的にかなり退屈で面白みが薄くなっていました。
そもそもデザインに触れ始めた理由というのも、
止むに止まれぬ理由で仕方なく、という背景があるのですが、
とはいえ、今現在まで勉強を続けてきたのも、学ぶ中で面白みを感じていたからです。
簡潔に申し上げると、自分が好きになれるものを作れたときでした。
書籍の一部を引用させていただきたいのですが、
「人を強く惹きつけるのは『圧倒的にオリジナルなビジュアル』です。どこかで見たような二番煎じなビジュアルでは、脳を刺激する新しい情報とは認知されず……」
惹かれない、好きになれない。
すごく当たり前のように感じるのですが、
読む瞬間まで忘れていたことでした。
続けて、
「クリエイティブには思い切ったジャンプが必要であり、そのジャンプの幅があなたのオリジナル性を高めます。しかし、ジャンプしすぎたデザインは独善的になりがちです。その独善性を引き戻す大きな鍵がコンセプトです」
クリエイティブに触れる前によく感じていた、
胡散臭さと、アートに感じる一種の忌避感の正体を見たような気がしたのですが、
僕は、ジャンプしてないと見えないし、ジャンプしすぎてると引く、というような解釈をしました。
今後、個人的にも有意義なものをアウトプットするためにも、
本の内容を活用していきたいと思います。
大変勉強になりました。ありがとうございました。